Rust製SSGのZolaでビルドスピード 2020年7月度
ビルドの速さが気になったので、80文字程度の簡単なサンプル記事(100ページから1000ページ)で自作テーマから、Rust製SSGのZolaでビルドスピードを確認してみるテスト。2020年7月度
個人的なメモ書き。
SSGについて
- SSGとは、Static Site Generator(スタティック サイト ジェネレーター)のこと。
- スタティック サイト ジェネレーターとは、静的サイトジェネレーターのこと。
- スタティックサイトジェネレーターで検索すると「静的サイトジェネレーター」で認識されている模様。
Zolaのテスト環境
- Zolaのバージョン: 0.11.0
- サンプル記事の文字数: 80文字程度(bash生成)
- ページ数:100-1000ページ
- 使用テーマ:自作テーマ
- パソコン: ThinkPad X230(SSD換装済み,Lenovo)
- OS: xubuntu 18.04.4 LTS (Bionic Beaver)
Zolaのビルドスピードをチェック
ビルドの速さを調べるために、3回くらいビルドチェックをしたので、同数ページのビルドで生成時間に大きな変化は無い。
- 1000ページ:およそ17.5秒
- 800ページ:およそ11.3秒
- 500ページ:およそ4.5秒
- 400ページ:およそ3秒
- 300ページ:およそ1.7秒
- 250ページ:およそ1.2秒
- 230ページ:およそ1.0秒
- 200ページ:およそ0.8秒
- 100ページ:およそ0.25秒
Zolaを使うイメージ
現時点(2020-07-18)では、500ページ以下の規模だとバランスが良さそう。
記事数の増えるお知らせなどは、検討の余地あり。
サイト設計からサブディレクトリで分けて、都度にZolaを使うとか。
ビルドの速さ・生成時間が許容できるなら、Zolaで構築もアリ。
補足
ページビルドの速いと言われるHugoだと、同じ内容の文字数で1000ページの生成時間は「約2秒」でした。
HugoはZolaよりも圧倒的な速さのビルドスピード。(Hugoは2000ページでも2391ms:約2.4秒)
まとめ
Zolaのバージョンが上がれば、ビルドスピードは改善されるのか不明です。(期待したい)
用途・サイト規模・設計によっては、同じSSGでHugoもアリ。
個人的には使いやすいZolaは好きなSSGですが、現時点ではブログ用途だと不向きかもしれない。
※週1投稿で、月4件、年48ページ、10年で480ページ、20年で960ページ。